おはようございます、おみそです。
8月27日に嬉しいニュースが飛び込んできました。

Altria Group, Inc. (MO)が増配を発表しました。増配率もスゴイですね。
四半期配当が$0.70から$0.80に上昇するので、14.3%の増配率です。
今年最初の配当で$0.66から$0.70に上昇していることを勘案すると、前年比で1.2倍以上ですね。

でも、正直なところ大丈夫なんでしょうか。根が慎重なので、あまり増配率がデカいとそれはそれで不安です。
念のため、決算を見てみることにしました。
EPS
※各四半期の決算資料から引用

直近の第2四半期決算は7/26の発表でした。内容はマチマチなんですが、悪くないと思います。
第2四半期のadjusted diluted EPS(長いので、以下「Adjusted EPS」)は$1.01で、予想の$1.00を超えています。
第1四半期もAdjusted EPSが予想EPSを超えており、悲観するほどではないかな、というところです。

ただ、第2四半期においては、売上高が予想に届かなかったようです。
今後縮小はすれど、拡大はしなさそうなタバコ業界において、売り上げ減でもEPS増を達成するのはスゴイですが、将来に不安がないかと言えばウソになりますね。

微妙決算にも関わらず、なんでこんなに増配できるのか、個人的には不思議だったんですが、増配アナウンスを見る限りでは、単純に「配当性向80%をターゲットにしているから」ということらしいです。
Today’s dividend increase reflects Altria’s intention to return a large amount of cash to shareholders in the form of dividends and is consistent with Altria’s dividend payout ratio target of approximately 80% of its adjusted diluted earnings per share. 
※今回の増配アナウンスから引用
Today’s dividend increase reflects Altria’s intention to return a large amount of cash to shareholders in the form of dividends and is consistent with Altria’s dividend payout ratio target of approximately 80% of its adjusted diluted earnings per share. 
※前回の増配アナウンスから引用
Q1においてはAdjusted EPSの通期ガイダンスが$3.90-$4.03だったところが、Q2では$3.94-$4.03になっており、MOの経営陣は通期のAdjusted EPS$4到達に対して強気な様ですね。
そういうことであれば、今回の大増配も素直に受け取る気になります。

とはいえ、配当性向固定+EPS増に伴う増配があるということは、当然、EPSが下がった時の減配もありえなくはないので、この辺は過度にMOを信頼しない方が個人的にはいいんじゃないかと思います。
特に米国は電子タバコシェアにおいてPAX Labsの「JUUL」とかいうあんまり聞いたことのない製品が強く、今後どうなるかもよく分からない面があり、注意が必要だと思っています。

とはいえ、現状では売る気にもなりませんし、EPS増も増配も素直に嬉しいので、ガチホして恩恵に与る予定です。
次回の配当が楽しみですね。


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