(2019年1月19日作成)
おはようございます、おみそです。
ひとまず、電力株を重点的にまとめていこうと思います。
内容も更新を重ねながら濃くしていきたいですね。
今回はまた買っていない、ネクステラ・エナジーについて調べてみました。
ネクステラ・エナジー(NEE)はフロリダ州に本社を持つ電力会社です。
特に風力発電を非常に大きな規模で行っていることで有名な企業です。
NEEは主に以下の2社で構成されます。
・フロリダ州で事業を行うFlorida Power & Light
・北米等地域で事業を行うNextera Energy Resources
※Nextera Energy HPから引用
【Florida Power & Light(FLP)について】
エリアはフロリダ州に限定されています。
上記の地図において青色の部分がFLPの事業エリアです。
非常に狭いエリアではありますが、26,908MWの発電容量を有しています。(2018/06/30現在)
より広いエリアで事業を行っているNEERの発電容量が同時期で19,762.8MWです。
つまり、NEEの発電容量の半分以上がこの狭いエリアに集中していることになります。
※2017 Annual Report から引用
このエリアは発電方法もNEEの中では特徴的です。
NEEは一般的に再生可能エネルギーの割合が高いことで有名なのですが、このエリアは別です。
原子力発電とガス発電がメインで、再生可能エネルギーは殆ど利用されていません。
特に風力はフロリダ半島周辺でハリケーンが多いので難しいのかも知れません。
【Nextera Energy Resources(NEER)について】
非常に広範囲で発電等の事業を行っています。
特筆すべきはその風力発電の割合です。
※「NextEra Energy Resources Portfolio – Fuel Type」を元に集計
※スペインにある風力発電所はリストから外しました。
NEERの発電容量の6割以上を風力発電が賄っています。
風力と太陽光で占める発電容量は脅威の8割です。
(電力量では風力と太陽光で占める割合は67%です)
なお、ガス発電所上位の「Oleander」と「Stanton」はサザン・カンパニー(SO)から買収したものです。
再生可能エネルギーに注力する傍ら、SOからGulf Powerを買収するなどして、化石燃料による火力発電もしっかり強化しています。
【業績について】
EPSは良好です。
一方で、売上高は市場の予想を連続で下回っています。
売上高未達を市場がネガティブに受け取るケースもありますので注意が必要です。
配当利回りは電力株としては低めの3%未満です。
一方で、増配率とEPSの成長率が高めです。
高配当を期待するのではなく、将来の成長と増配に期待して買う銘柄であると考えます。
特に利回りについては、Vanguard Utilities ETF(VPU)より低いことに留意する必要があります。
また、2018年はQ1の一時要因で純利益が大きく増加しているため、サイトによってはPER等が非常に低く出ることがあります。
事業形態や配当利回り等、さまざまな面で非常に個性的な銘柄です。
引き続き、ウォッチの上で2018年Q4など新しい情報が入り次第、更新予定です。
今日もご覧いただき、ありがとうございます。
ボタンの一押しがとっても励みになります。
にほんブログ村
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ひとまず、電力株を重点的にまとめていこうと思います。
内容も更新を重ねながら濃くしていきたいですね。
今回はまた買っていない、ネクステラ・エナジーについて調べてみました。
ネクステラ・エナジー(NEE)はフロリダ州に本社を持つ電力会社です。
特に風力発電を非常に大きな規模で行っていることで有名な企業です。
NEEは主に以下の2社で構成されます。
・フロリダ州で事業を行うFlorida Power & Light
・北米等地域で事業を行うNextera Energy Resources
※Nextera Energy HPから引用
【Florida Power & Light(FLP)について】
エリアはフロリダ州に限定されています。
上記の地図において青色の部分がFLPの事業エリアです。
非常に狭いエリアではありますが、26,908MWの発電容量を有しています。(2018/06/30現在)
より広いエリアで事業を行っているNEERの発電容量が同時期で19,762.8MWです。
つまり、NEEの発電容量の半分以上がこの狭いエリアに集中していることになります。
※2017 Annual Report から引用
このエリアは発電方法もNEEの中では特徴的です。
NEEは一般的に再生可能エネルギーの割合が高いことで有名なのですが、このエリアは別です。
原子力発電とガス発電がメインで、再生可能エネルギーは殆ど利用されていません。
特に風力はフロリダ半島周辺でハリケーンが多いので難しいのかも知れません。
【Nextera Energy Resources(NEER)について】
非常に広範囲で発電等の事業を行っています。
特筆すべきはその風力発電の割合です。
※「NextEra Energy Resources Portfolio – Fuel Type」を元に集計
※スペインにある風力発電所はリストから外しました。
NEERの発電容量の6割以上を風力発電が賄っています。
風力と太陽光で占める発電容量は脅威の8割です。
(電力量では風力と太陽光で占める割合は67%です)
なお、ガス発電所上位の「Oleander」と「Stanton」はサザン・カンパニー(SO)から買収したものです。
再生可能エネルギーに注力する傍ら、SOからGulf Powerを買収するなどして、化石燃料による火力発電もしっかり強化しています。
【業績について】
EPSは良好です。
一方で、売上高は市場の予想を連続で下回っています。
売上高未達を市場がネガティブに受け取るケースもありますので注意が必要です。
配当利回りは電力株としては低めの3%未満です。
一方で、増配率とEPSの成長率が高めです。
高配当を期待するのではなく、将来の成長と増配に期待して買う銘柄であると考えます。
特に利回りについては、Vanguard Utilities ETF(VPU)より低いことに留意する必要があります。
また、2018年はQ1の一時要因で純利益が大きく増加しているため、サイトによってはPER等が非常に低く出ることがあります。
事業形態や配当利回り等、さまざまな面で非常に個性的な銘柄です。
引き続き、ウォッチの上で2018年Q4など新しい情報が入り次第、更新予定です。
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